せっかくならカメラストラップにもこだわりたいからmonogramさん

歳を重ねるっていうのは決して悪いことばかりじゃない。

僕は歳を取るという行為(?)が案外好きだ。

若かった頃と比べて、歳を重ねた今のほうが、残りの人生というものについて考える。

人生100年時代と言うものの、とりあえず80歳でポックリ逝きたいと考えている僕にとって、実際にそれが叶うかどうかはさておき、来年の40歳というのは人生のちょうど半分まで来たことになる。

そういう自分を見つめたときに、これからの人生を共に過ごす相棒を求めてLEITZ MINOLTA CLとNOKTON classic 40mm F1.4 MC VMを買った。

僕はひとつの道具(カメラとレンズのこと)を長く使い倒すのが好きなので、正直、普段使いするフィルムカメラとレンズは、もうこれが最後でいいと思っている。仕事ではより新しく高性能なデジタルカメラを選ぶが、プライベートではもう新しいものにあまり食指が動かない。

新製品が出ては買い替え、故障すれば修理するより先に買い替え、そんなサイクルでモノを消費するよりも、手に馴染んだ相棒とともに時を過ごし、いわゆる「俺とこいつ」の思い出を作っていくことの方に、人生の豊かさみたいなものを感じる。

もし本当に僕が80歳で旅立つとして、今から40年間、人生の後半戦をずっと側で見ていたカメラなんてカッコいいじゃないか。

そんな訳で僕は今、仕事はもちろん、ちょっとコンビニにいく時でさえも、このLEITZ MINOLTA CLを携行しているのだが、実は一個気になっていることがあった。

それはカメラのストラップだ。

落としたりするのは困るのでもちろんストラップを着けてはいるが、今使っているのはヨドバシカメラで買った何の変哲もないネックストラップである。

いけない、いけない。これから人生を共に歩もうかというカメラのストラップがこれではいけない。

どうせならストラップも長く使えるものを選びたい、ということで買ったのが東京都目黒区にあるmonogramさんの一枚革カメラストラップだ。

参照:一枚革カメラストラップ(ヌメ革)全3色 | monogram ONLINE STORE

いかがだろうか、このクールで無骨な佇まいは。

この写真ではちょっと分かりにくいが「MASAKI.Y」と名前も刻印してもらった。くぅぅ渋い、渋すぎるぜ、お前。

個人的に経年変化の風合いはキャメルが好きなのだが、今回はカメラのボディと合わせてブラックにした。結果的に大正解だったと思っている。

世の中、カメラストラップなんていくらでもあるし、消耗品として2〜3,000円くらいのもので済ませている人も沢山いると思う。そういう人からしてみたら、これは理解できない買い物かもしれない。

でも、いいんだ。大事なのは身につけている人間の気分の問題だ。1,000円だろうが10,000円だろうが、自分の気分を上げてくれるもの、自分のスタイルに寄り添ってくれると思うものを買えばいい。

結局、一番最後に強いのは純粋な好き嫌いの感情だ。

僕は、長い時を一緒に歩みたいと思わせてくれる道具が好きだ。

使い込むと経年変化によって風合いの増していく道具が好きだ。

僕たち写真家には、腰を据えて作品撮りをする為に出かける日がある。

反対に、何となく写真を撮りながら散歩がしたくて出かける日もある。

そして、そんな毎日を、手離したくない大事な道具と共に紡いでいく。

そんな生き方が、僕は大好きだ。

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